久しぶりにヨーロッパへ行ってきた。この時期のヨーロッパは、花と緑が鮮やかで美しく、個人的に好きな時期だ。1ヶ月前に運良くお得な航空券を見つけたので、今回はオランダ・ベルギー・ルクセンブルクと3ヶ国の旅を計画。

成田からオランダ航空(KLM)を利用し、直行便で約12時間。アムステルダム・スキポール空港に着いたのは現地時間の15時だった。アムステルダム中央駅の近くのホテルだったので、到着したその足でスナップを撮りに行った。

Scene01 – Netherlands

アムステルダムは運河の街だ。運河沿いには隙間なく家々が建ち並び、アムステルダム国立美術館へもつながっている。

ヨーロッパではFine artの作品を増やしていければと考えているのだが、アムステルダム初日は正直、イメージがわかないというか、エンジンがかからないというか、満足のいくスナップが撮れなかった(とりあえず移動の疲れのせいにした)。しかし海外での滞在時間は限られているので、内心とても焦っていた。

自分のイメージは湧かないようなときは観光写真を撮って気をまぎらわす。僕の感覚的なものなのだけど、写真を撮っていくことで街のリズムに合わせていった感じ。

2日目。アムステルダムから離れ、オランダ第4の都市ユトレヒトへ行ってみた。ミッフィー発祥の地でも知られている。早朝にアムステルダム中央駅から列車に乗り、約40分でユトレヒト中央駅に到着。

アムステルダムは人が多くて雑踏感があったが、ユトレヒトは落ち着いた場所だった。しばらく歩いていると、ようやく街のリズムとスナップの感覚が合ってきた。

アムステルダムへ戻ると、ユトレヒトで得た感覚をそのまま発揮できるように街を歩き回った。天気が良かったこともあって、光と影の表現であったり、街中のサインなどアムステルダムならではの特徴あるデザインがおもしろかった。

翌日も早起きしてアムステルダム中央駅付近を撮影した。昼前にはオランダをあとにしてベルギーへ向かった。スナップの調子がでてきたので、できればもう一日アムステルダムにいたかったけど、なにせアムステルダムは宿泊費がけっこう高い。次の機会にまた訪れたい。

Scene02 – Belgium

ベルギーまでは「Flix Bus」を使った。バスで国をまたげるのだから、島国出身の僕にとったら不思議な感覚。約3時間弱でベルギーの首都に着いた。ベルギーではブリュッセルを拠点に、アントワープ、ゲント、ブルージュの4都市をまわった。

ブリュッセルでは、有名観光地が中央駅付近にまとまっているので、観光的にはコンパクトでまわりやすい。中央駅付近のホテルにチェックインし、「小便小僧」や「小便少女」、「グラン=プラス」へ。グラン=プラスは美しい広場として知られ、2年に一度、花の祭典「フラワーカーペット」が開催される有名観光地。職業を表す紋章や像が飾られているギルドハウスが建ち並び、美しかった。

アントワープはファッションモデルのKoki,さんがCM(大塚製薬「ボディメンテドリンク」)撮影したロケ地で知られる。世界一美しい駅のひとつ「アントワープ中央駅」に着いた瞬間、建築の素晴らしさに驚いた。

翌日はゲントとブルージュへ。どちらもブリュッセルとはまた異なる町並みで、美しかった。

ずっと天気に恵まれていたのは良かったが、6月というのに連日30℃超えの猛暑だった。この時期のヨーロッパは異常気象だったらしく、フランスでは40℃を超えていたのだとか。ブリュッセルで宿泊していたホテルにエアコンがなく、夜は蒸し風呂状態のなか寝る毎日だった(というか寝れてなくて朝が待ち遠しかった)。次の機会があれば、もう少し涼しい季節に街を歩きまわりたい。(「Photowalk – ルクセンブルク」に続く)

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